技術書典7 サークル初参加振り返り:つらみ9割楽しさ1割だったけど熱中できた。次もやる、もっとうまくやる

はじめに

この記事は弱小サークル(個人?)の技術書典参加を振り返る、ポエムとかエッセイみたいなものです。内容は9割ネガティブです。ネガネガしてます。でも最後はポジティブです。パンドラかよ。

技術書典に参加した一個人の内面を、なるべく正直に記載しました。
そんな内容にちょっとでも興味のある方は続きをご覧ください。

あと9000字あります。我ながら頑張ったなぁ。

頒布した本

Rubyっぽいコード入門
技術書典7:かっぱ書房 詳細

結果

被チェック: 92
頒布数: 57
判定: やや爆死

総括

とにかく辛かった。だいたい全てにおいて本当にキツかった。
ネタ出しも辛ければ、執筆も辛いし、入稿も辛くて、当日も辛かった。
たまに楽しかった。楽しいことがあまりに貴重なので、その時はTwitterに投稿した。
つまりTwitterに楽しいと投稿していない時は常にキツかった。気が重かった。

でも四六時中技術書典について考えていた。
現実逃避することもあったけど、それも技術書典の存在ありきだった。
よくも悪くも熱中してたと思う。そう思いたい。
そして次もやりたいと思っている。次はもっと上手くやって満足いくものを作ってやる。

技術書典に参加した動機

自分も本を書いてみたいという気持ちが前からあった。
本を書いたことがある人になりたかったのだ。俗っぽい理由。
あと周りに技術書典に参加経験のある人が複数人いたことも大きな要因で、
心理的なハードルをとても下げてくれた。
困ったら相談すれば良いや、と思えるのはデカイ。
実際に事あるごとにその人に相談した。本当に感謝している。

応募〜抽選まで

酒に酔った勢いで応募した。比喩でなく。
技術書典とは全く関係ない何かの飲み会の帰りに、道端でふと思いつき応募した。
応募するだけなら本当に簡単だ。この時点ではそれほど細かい内容は要求されない。
問題は一度応募するとキャンセルするのが少し難しいということだ。
どうやらWebサイト上キャンセルするオペレーションは無いらしい(見落としただけかもしれない)

応募して数日で既に後悔し始めていた。
なにせネタがしょぼい。応募時に書いた内容は思いつきで、少し考えただけで大した内容になりそうに無いのは目に見えていた。でも他にネタなんて思いつかなかった。見切り発車もいい所。
(言い訳になるが、結果的に良いものを書いたつもりだ。だから買ってくれた方々にちゃんと価値は提供できた気持ちでいる。でも別の次元でネタそのものに不備があるという感覚は今でも解消できていない)
そもそもわたしがしょぼいので書ける内容もしょぼくなるのは当たり前なのだが、
そんなの良いから技術書典応募しようぜ!という気持ちが応募時には上回った。
多分アルコールで頭がやられていたんだろう。そのまま酔い潰れればよかったのに。

運営に連絡すればこの時点ならキャンセルできたと思うが、
まぁ抽選もあるし落ちるかもしれないし…という感じで運を天に任せることにした。
今振り返ってもこの行動は本当に愚かだと思う。覚悟を決めたわけではない。めんどくさいから行動しなかっただけなんだ。

が結果としてはそれでよかった。この愚かさのおかげで、技術書典に参加することができた。
人生何が役に立つかわからない。我が身の愚かさも今回だけは愛おしい。
多分簡単にキャンセル出来たらやっていた思うので、それが出来なかったWebサイトの作りにもとても感謝している。恐らく運営の方々にそんな意図は無かったと思うけれども。

抽選〜作業開始まで

受かってしまった。
正直落ちてても良いな、とかふざけたことも考えていたが、結果としては受かってしまった。
受かってしまったのでやるしかなかった。
不思議と落としても良いや(入稿できずごめんなさいというアレ)、という考えは浮かばなかった。
あと抽選落ちた、という人もチラホラいたので、逃げるなんてとてもあり得ないとも思った。
この考えは入稿まで続いた。落とすなんてかけらも思わなかった。ここだけは自分凄いと思う。

これがいわゆる締め切り駆動開発のチカラなのかもしれない。
または無意識のうちに自分をやらざるを得ない状況に追い込んだ結果なのかもしれない。
まぁそこはどっちでも良くて、重要なのは最後まで走りきったという事だ。わたし頑張ったよ。

ネタの掘り下げと構成の検討

だいだい全てにおいて辛かったがここが一番辛かった。
Rubyっぽいコードの書き方」というテーマで書いたのだが、こいつが曲者だった。

つらみの原因を一言で言うと、
自分の力では「ネットで見る情報」をまとめたものにしかならない
ということだ。これには最後まで苦しめられた。

書いた本にも記したが、「Rubyっぽい」なんて存在しないのだ。
Rubyは色々な書き方ができることがウリで、明確な「Rubyっぽい」なんて存在しない。
それでもある種の最大公約数的な書き方は存在するので、それを簡単にまとめたのがわたしの書いた本だ。 いわゆるベストプラクティス集になるわけだが、そんな話断片的にはいくらでもネットに転がっているのだ。

最初の段階から、「ネットで見る情報」にしかならないんじゃ無いか?という懸念は感じていたが、ネタを掘り下げていって上の結論にたどり着いた時には頭を抱えた。しかしもうその段階ではネタを変える時間的・精神的余裕は存在しなかった。周りの人に相談した時には、「情報がまとまっていることに価値がある」という慰めをもらったりした。確かにその通りだと思ったが心は晴れなかった。それでも進む以外には無かった。

Rubyっぽいコード」というテーマで他にやり様もあったとは思う。
例えばRubyコミュニティーで有名な人に話を聞いて、それぞれの「Rubyっぽい」コードはどんなか?をまとめて形にしてみるとか。これならネット上に転がっている情報以上のものになりえるし、幅広い層に興味を持ってもらえただろう。が、わたしにそんな人脈はないし、知り合いでもないのにネタのために突っ込んで行く様な胆力も無かった。

ただ苦しんだ分、対象読者(Ruby初級者)にはそれなりに価値になり得る情報をまとめられたと思う。事前にレビューしてくれた人の中には、「目次の段階でどんなことが書いてあるかよく分かる、構成力あるね〜」って褒めてくれた人もいた。(まぁ逆に内容がバラバラで雑誌の記事みたい、という指摘も受けたりしたけれどもw) テーマ全体として不全がある分、個々の内容はできるだけ丁寧に練りこんで書き記したつもりだ。だから事前にチェックしてくれた&当日少し目を通した上で購入してくれた人には、役に立つ内容になったと思う。

というかそう思わせてほしい。究極的に、わたしの本が役に立ったかなんてわたしには分からない。もし「こんなのネットに転がってる情報まとめただけじゃん、買って損した」とか言われたら、精神的に死んでしまう。
仮にそうだったとしても、どうか心にとどめておいてほしい。
(もしコメントにそんな感じのことを書かれても全力で見なかったことにするぞ)

執筆

ここも辛かった。なにせ全く筆が進まない。休日午前中丸々使って、1行も進まないなんてことが何回もあった。前節で書いたネタの不全さが自分の思考を何度も邪魔した。書いては消してを繰り返した。
「わたしは一体何をやっているんだ?」と何度思ったことか。

それで学んだことがある。
30分や1時間でいいからちょっとずつ分けてやる方がうまく行くときも多いということだ。
私は何か物事を行う時は、まとめて時間を投下した方が良いと考えている質だった。
が、今回執筆作業においては、無為に時間を溶かしてしまうケースが多発した。
ある程度時間を決めてその中で確実に進捗を出す、
そういったやり方の方がうまく行く場合もあるのだと学んだ。

まぁそれでも本当に牛の歩みだったよ。
書いたコードを説明するだけ、とかは流れが決まっているので簡単にかけた。
逆に章の始めとか、話題を切り替える時とか、ある種自分の考えを述べる時は、本当に手が止まった。自分がなんとなく思っていることを、納得のいく形で文章に表すのがいかに大変か。
普段何気なく読んでいる書籍が、どれだけ専門的な能力の元に成り立っているのかを実感した。
頭では分かっていたことだけど心と体で理解した。
本を書くのって本当に大変だ。どんな本でも著者はみんな尊敬できる。

編集(だいたい書けたところで完成度を上げていく作業)

ここは珍しく楽しい割合の多い作業だった。
ちょっとずつ自分の書いたものが完成していく様をありありと感じとれた。
これが創作の楽しさなのか、とそれっぽいことを思ったり。

前述の「周りにいる技術書典参加経験のある人」が書いたものを赤ペンチェックしてくれたりもした。これも本当に助かった。とても感謝している。頭が上がらない。

が、苦しかった部分ももちろんあった。それはどこをゴールにするか?という点だ。
ある程度完成しても、まだ追加できるネタはいくつかあった。自分で見つけたり、他の人に見せた時にアドバイスしてもらったり。しかしこの段階ではもう新しい内容を執筆する余裕は無かった。時間的に、というより精神的にの話だ。「もうゴールしてもいいよね?」と言いたくなった。ただ「なぜベストを尽くさないのか?」という自分もいた。結果的に重い内容は見送り、軽い内容は追加する、という現実的な対応になった。
まぁ致し方なし。完成にこぎつける方が大事。と自分に言い聞かせる。

この段階では、もはや当初感じていたネタや内容に対する不安や懸念は感じなくなった。
もうそんなこと言ってる段階じゃないので開き直っただけかもしれない。

入稿

初めてだけあって入稿は分からんことだらけだった。
先人達に深く助けられた。

【保存版】 #技術書典 初出展マニュアル【表紙入稿データサンプル付き】 - #がみぶろ

【技術書典5 入稿編】『神対応!』はじめての印刷所は日光企画で決まり!?涙ありトラブルありの入稿日 - VTRyo Blog

技術同人誌を書こう! アウトプットのススメ (技術の泉シリーズ(NextPublishing)) | 親方Project | 工学 | Kindleストア | Amazon

上の2人には転職の際も助けられたな…
こういう風に人の役立つ情報を発信している人は本当に尊敬する。
この記事はポエムとかエッセイみたいなものなのであまり役に立たないが、
別途技術書典参加に際した実用的な内容は整理しようと思う。

あと表紙の作成も苦労した。
サークルカットの流用と考えていたのでデザインは決まっていたが、入稿用のデータは別に作成する必要があった。作業開始したのは入稿の三日前。これは結構やばかった。
お世話になる予定の日光企画のテンプレートはPSD&CMYK形式。Photoshopなんて持ってねぇよ…GIMPなら無料で使えるけどCMYK形式にはデフォルトでは対応していない。結果別の会社(同人印刷 栄光 テンプレート各種 | 同人誌 印刷|株式会社 栄光|栄光情報最前線)のテンプレートを用いた。こちらはRGB形式があったので。
まぁ他にも色々あったが、それでも苦労の甲斐あって、さほど問題を起こさずに入稿できた。
(詳しくは別記事にまとめるつもり)

入稿自体はうまくいったが、ここで1つ大きな失敗をしていた。印刷の部数を80にしたことだ。
この段階では60部程度欲しいと思っていた。しかし印刷のプラン的には50部 or 80部。
足りないよりは…と思って80部刷ることにした。

ただ実際受け取ったダンボールには91部入っていた。どうやら少し多めに印刷してくれるものらしい。 これは完全に印刷会社の善意だ。しかし個人的には50部のプランにしてそこから10弱増えるなら、ちょうどいい印刷具合になった。事前に少し多めに来ることを知っていれば…と今でも少し悔やんでいる。次は気をつけよう。

入稿から当日まで

入稿さえすれば解放されるかと思ったがそんなことはなかった。
当日の設営に使用する物品の準備と、Twitterを利用した宣伝が必要だった。

設営に使用する物品も先人に頼った。
基本入稿の所で紹介した人たちの残した文章に助けられた。ありがとうございます。
大体100均で揃った。ダイソーは神。ただポスターと、ポスタースタンドは欲しかったかもしれないが間に合わなかった。次は検討しよう。
実際の設営は以下の感じ。結構満足の見た目。

f:id:kappaz:20190923213843j:plain

Twitterでの宣伝はやる度に精神を削られた。
基本特に反応が無いのでそれだけで辛い。
あとそもそものネタの不全具合に対する不安や懸念がこの辺りでぶり返してきた。

「こんな内容をさも役にたつように宣伝するなんて厚かましい…」

「いやいやそれなりに頑張って、役に立つように書いただろ?嘘でない宣伝をするなら、あとは購入側が判断することだ」

なんてメンヘラっぽいやり取りを心の中でしていた。精神的に勝手に消耗して本番が近くにつれてだんだんテンションが低下していった。我ながらアホだなぁ。

それでもTwitterでの宣伝はまぁまぁ上手くやったと思う。
直前の推し祭りでの反応もよかったし、事前のチェック数は92と個人的な想定をはるかに上回った。宣伝用に以下の画像を作成したが、結構見やすくて満足。当日も目を通してくれる人も多かった。

f:id:kappaz:20190923214211j:plain

あとチェック数が気になった。超気になった。直前の週は1日に10回くらいチェック数を見ていた。
チェック数の変化で一喜一憂する自分は冷静に考えれば滑稽だった。しかし止めることはできなかった。チェック数が1あがる度にヘブン状態だ。パチスロで当たりのストック(?)が確定した時の感覚に似てる。射幸心を煽るので実際とても危険(適当)

それと@yagitchさんの被チェック予想は神。
チェック数92やそこに到るまでのチェック数の推移は、予想に照らし合わせると完全一致といっていい値だった。
次も参考にさせていただきます。

ただ1つ重要なのは、おそらく今後は被チェック数と実際の売り上げが、

被チェック数 > 実際の売り上げ

という関係になりそう、ということだ。

今回わたしもそうだった。おおよそ 実際の売り上げ/被チェック数=0.5~0.6くらい
参加サークル数の増加に依るものだろう。(わたしが3階に配置されたことはひとまずおいておく)
この点は次回かなり注意深くなる必要がありそうだ。

当日:全般

会場となるサンシャイン展示ホールは初見だと微妙に見つけにくい部分もあるが、今回は2回目なので難なくたどり着いた。
がそこからが凄かった。サークル参加者の多いこと多いこと。
お前らみんな技術同人誌書いてきたのかよヤベェな、と。
同志であると同時にライバルだった。大体みんな格上に見えた。部活や趣味の大会でよくあるアレ。
現地に撮った写真が以下。これサークル参加者の待機列よ?信じられる?コミケかよ。

で、そんなに多いものだからサークル参加者の入場は遅れに遅れた。
準備時間は当初から1時間だったが、実際には30分ちょっとだったと思う。
後で聞いたところによるとこれは3階の人が特に顕著だったらしい。
急いで準備して、なんとか開場の11:00には間に合った。

開場してしばらく経ったが、思いの他一般参加者の数は増えなかった。前回とはえらい違いだ。 なんだろうと思いつつ下を見に行くとびっくり、2階はものすごく混雑していた。
どうも3階の人は、一般参加者の入り方で今回相当わりを食ったようだ。
3階->2階の移動は自由にできたが、2階->3階の移動は一定数人を貯めてから行っており、かなり詰まっていたのだろう。
また事前にそのことを知っていた私は比較的あっさり3階行きの行列を見つけたが、知らない人は3階に行く方法を見つけるのが困難だったらしい。しばらく2階をさまよっていたとか、3階に行くのは諦めて帰ったとかいう報告はTwitterでちょいちょい見かけた。

正直思うところがないわけではない、がこればっかりはしゃあないよね。
今回初の2フロア開催だし。いきなりうまくいく筈がない。
あと入場者数に比してサークル数が大幅に増えていた結果、おそらく全体的にサークル単位の頒布数は下がってるんだと思う。それも合わさって、3階の人たちは割食った感を大きく感じているんだろうなぁと予想。わたしを含めて。

そんなこと言っときながら、ちくしょーわたしも2Fだったらもっと売れたかもしれないのに!と思ってる。それは思ってる。でも運が悪かったと思って諦める。
ただなんとなくWEB系が3Fにまとまっていたので、次はその題材を避けたほうがいいかもとかも思ってる。まぁみんな考えることだと思うので、運営も色々対策を立てると思うので、無駄な考えかもしれない。

当日:自分のこと

自分が1から企画して作ったものを自分で売る、という体験は本当に初めてだった。(大学とかの文化祭くらいか?でもあれは割と人任せだったし...)
最初に売れた時は、割とあっさり売れたなぁという感想で、思いの外感動とかはしなかった。精神的に余裕が無かったのもある。
むしろ周囲が気になった。自分が配置されたサークルはRuby関連がまとめられた場所だったが、
両隣とも有名だったり、題材が凄かったりで正直肩身が狭かった。
両隣の人とちょいちょい話すことがあったが、自分の見識の無さを実感して荷物をまとめて実家に帰りたくなった、もしくは即その場で消えさりたかった。場違いというか身の程知らずというかそんな感覚。
っていうかさらっとすごい人いるんだもんな。おかしいw
(例えば日本Rubyの会の会長がサラッと隣のサークルにやってくるんだぜ?どうしろとw)
もしかすると技術書典に参加して一番の収穫はそこだったかもしれない。
ヤバイ人たちと同じ土俵で本を売って、自分のレベルの低さを色々な面から改めて実感した。
転職してこの業界に入って以降、ちょっと最近仕事がうまく回り始めたからって、それがなんだというのだろうか。これからも精進し続けなくては。。。という燃料を得た。
自分にとってはもっとも重要なことだ。

結果としては57冊売れた。いろんな人が買ってくれたり、読んでくれたりした。
嬉しいと安心したとかはなくて、なんというか現実感がない感じだった。
自分が書いたものと、今ここで売っているものが繋がらない。
消化できていないのだろうか、そのうち実感が湧くような、そうでもないような。
その代わり感謝の気持ちは沸き立っている。深く感謝している。買ってくれた57名の方々、本当にありがとうございました。この本がほんの少しでも、できれば購入価格以上にあなたの役に立ってくれるなら、それに勝る喜びはないです。

翌日

まさにこの記事を書いているのが技術書典の翌日だが、気持ちとしては早く整理して次に行きたいといったところ。振り返ってみるととても頑張った。で、そこそこ結果は残せたと思うよ。逆風の中57冊も売ったし。我ながらすごい!
でもこれ単体ではそんなに価値はないかもしれない。1回やるなら大抵誰にでもできるんだよ。
継続できるかどうかがハードルが高いのだ。(多分)

そして幸い、もう1度挑戦したいと思っている。ツラかったけど心は折れてないらしい。
なんだろう?楽しかったことなんて1割くらいだったんだけど、しばらくはお腹いっぱいとも思うけど、きっとまた挑戦する気がする。その時はガッツリネタを練り上げてから臨みたい。

あと次回以降の参加者のために、「個人でもできる技術書典の戦い方」というタイトルで役に立つ記事も書きたい。この記事はエッセイというかポエムというか傷心旅行というかそんな感じのものなので。

最後まで見てくれた奇特な方、いらっしゃったらありがとうございます。
役に立つかわからないけど、技術書典に初めて挑んだ人の内面が伝わったら幸いです。